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【これやったら落ちます】20回以上の転職面接で実感したマイナス印象を与える行動5選

面接に挑む男性
面接に挑む男性
明日はいよいよはじめての転職面接だ。でも、どう振る舞っていいか固めきれてなくて不安だな。とりあえず企業のホームページを見よう

このように面接前に不安を抱えている方、多いのではないでしょうか。

その気持ち、痛いほどわかります。

転職前のわたしも一回目の面接時は同じ心境でしたから。

この記事では実際に30人以上の転職エージェントと面談し、25回以上の面接を行い、結果としてM&Aブティックファームに入社したわたしが絶対に落ちてしまう面接NG行動を紹介します。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

こういった言葉があるように、成功パターンは無数で再現性はありませんが失敗パターンというものは決まっています。

失点をしなければベストとは言えずとも、どなたでもベターな状態で面接を終えることが出来るでしょう。

転職の面接対策が十分だと感じていない方、将来転職を考えられている方、今まさに転職面接を何回か行っている方にとって必ず持ち帰ることの出来る知見がある内容になっています。

ぜひ、読み進めてみて下さい。

3秒以上黙る

このNG行動をしてしまうと「あ、この人はお客様の前で予想外のことが起きたら黙っちゃうんだ」と思われてしまいます。

外資保険会社の最終面接での出来事だったのですが、役員の方に「君にとって保険とはなんだい?」と抽象的な問を投げかけられた時にわたしはついフリーズしてしまいました。

1秒、2秒、3秒……何を言っても「なぜそう思ったの?」の深堀りが来たら死んでしまうことが脳内でシュミレートされ、沈黙が続きなんとか「逆に◯◯さんはどうお考えですか?」と絞り出すのがやっとでした。

終わった。そう思いながら帰路につき、全力でベットに倒れ込みました。

予想通り、三日後にお祈りメールが来たのを覚えています。

面接後の転職エージェント経由のフィードバックで「なんでもいいから言葉を発することができないのは応用力のなさを表しています。あのような状態になる人は危なくてお客様の前に出すことは出来ません」と言われました。

ボルゾイ
ボルゾイ
このように、面接で黙るのは一発アウトの悪手になります。どのような形でもいいので言葉を発し、話しながら突破口を探していきましょう。

自分について聞かれているのに即答できない

これをしてしまうと「明らかに準備不足だなこの求職者」と思われてしまいます。

相手の立場になってみればわかることなのですが、斜め上の質問をしてるわけでもないのに答えにつまられてしまうと「もしかして、なにも考えないでこの面接に来たのかな?」となります。

採用担当
採用担当
あなたはなぜ弊社を希望したのですか?
転職中のボルゾイ
転職中のボルゾイ
あー、、顧客の利益を第一に考える姿勢に惹かれて希望しました!

はい、これは何も言ってないのと同じです。「他の会社もそうでは?」と詰められて死にます。

こうならないために「なぜ転職するのか?」「自分はどういった人間なのか?」をひたすら深ぼっていく作業が必要になります。

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自己分析を徹底することで、自分についてのオーソドックスな質問は余裕で答えることが出来ます。

自身のキャリアを見直すきっかけにもなるので、是非さぼらずに時間をとってやってみてください。

聞かれたことに答えない

これが今回のNG行動で一番いつのまにかやってしまっているミスになります。

以下の会話をご覧下さい。

採用担当
採用担当
君の志望動機はわかった。じゃあ、君を弊社に入れることのメリットってなんなのかな?
転職中のボルゾイ
転職中のボルゾイ
はい、わたしは会計・財務知識をつけ御社でソーシング担当として働きたいです。そのために◯×△……

はい、会話が成立していませんね。

客観的に見るとどう見てもおかしいのですが、かなり意識しないといつのまにかやってしまうミスです。

正しい会話は以下のようなものになります。

採用担当
採用担当
君の志望動機はわかった。じゃあ、君を弊社に入れることのメリットってなんなのかな?
転職中のボルゾイ
転職中のボルゾイ
はい、ソーシング担当として御社のお役にたてると考えております。前職ではリテール営業を◯◯年やっており、毎日100件の飛び込みをし年間で◯◯億円の預かり資産を増やすことが出来ました。その知見を活かし、御社のソーシング担当として新規顧客の開拓、契約の受注を実現します。

ちゃんと「あなたを入社させたらどんなメリットがあるの?」という問いに対して結論→根拠→結論の順でしっかり話せていますね。

実践でこの型をできたら最高ですが、まずは結論から話すことだけでも意識してみましょう。一気に変わります。

調べればわかる質問をする

公式ホームページでわかるような質問をしてしまうと「この人、よっぽどうちに興味ないんだな」と思われてしまいます。

最低でも、以下の内容はチェックするのがのぞましいです。

  • 会社概要
  • IR情報
  • 社長の経歴
  • 社長が出している本やその中身
  • インタビュー記事

ここまですると、相手に繰り出す質問が「調べてもわからない、採用担当の方や社員にしか答えられないもの」になります。

採用担当も人間なので、パーソナルなことを聞かれるとうれしいですし「調べればわかるようなことを聞いてこないなんて、わかってるじゃん」となります。

面接社数が多い場合は、重要度によって調べる範囲を変えてみてください。

本当に入社したい企業の場合は、もちろんすべて調べるのが望ましいです。

数社しか応募しない

これは面接の中でのテクニックではありませんが、けっこうやりがちな落とし穴です。

今まで話してきたようなNG行動をしないようになるには、面接の天才か基礎能力が高い方でもない限りある程度の場数が必要になります。

はじめて転職をする方が面接の天才である可能性は、限りなく低いと言えるでしょう。

面接はつまるところ対策と慣れなので、思考しながら量をこなせば確実に面接対応力は磨かれます。

第三志望レベルのところも履歴書・職務経歴書を送り面接の場数を踏みましょう。

意外と会ってみたら良かったということもありますし、先入観を持たず気になった企業にはどんどん面接を申し込むのがおすすめです。

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まとめ

以上が、転職の面接で落ちるNG行動でした。まとめます。

転職面接で落ちるNG行動
  • 3秒以上黙る
  • 自分について聞かれているのに即答できない
  • 聞かれたことに答えない
  • 調べればわかる質問をする
  • 数社しか応募しない

面接はセンスのようなあいまいなもので決まらない、ほぼ正解のある対面式問答です。

考えながら面接の回数を重ね、自分の失敗を改善し続けることで通過確率を高めることが出来ます。

わたしも最初に5社ほど落ちてしまいましたが、残りの15社は最終面接or内定まで進むことが出来ました。

転職はいかに準備するかが勝負なので、積み上げてきたもので面接の結果は決まります。

実際に、準備をせずに面接に挑んでしまった体験記を執筆しました。

準備をしないとこうなってしまうという反面教師にしてください。

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転職活動の強い味方になるでしょう。

自己分析、業界分析、転職エージェントの活用、面接対策。やればやったぶんだけ結果が返ってくるので、つまずいても立ち止まらず手を動かし続けてください。

希望の内定を手に入れ、納得のいく転職活動が出来るよう陰ながら応援しております。

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そんな方のため、転職活動におけるすべてのフローをまとめた記事を執筆しました。

こちらを読めば転職活動の流れが一気にクリアになります。ぜひ、ご活用ください。

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