一般的に多くの方が転職する理由はヒト・カネ・キャリアだと言われています。
あなたも一度はこのような考えを持ったこともあるのではないでしょうか。
こちらの記事では、実際に日系証券からM&Aブティックファームへ転職をしたわたしが転職に踏み切った思考の流れを4つの理由と共に紹介します。
今まさに転職を考えられている方、ふんわりと現在の人間関係・年収・キャリアに砂の一掴みでも不満を持っている方にとっては発見・参考のある記事になっています。
具体的な転職の手順、踏むべきステップについては関連記事に載っていますので、そちらを参考にしてください。

年収の上げ幅が少ない
より噛み砕くと、年収は上がるけど時間がかかりすぎるというのが本音です。
前職は歩合の比率が非常に低く、契約を預かった際にもらえる金額が金額×0.05%という極小インセンティブでした。
大手ではないため看板のパワーもなく、順調に20年かけて支店長まで昇進しても給与は2,000万程度で頭打ちという世界です。
わたしは副業のブログ運営でそれなりの結果をだしていたこともあり、新卒二年目で副業収入も合わせて年収は1,000万を越えました。
行き急ぐのが好きなため、今度はサラリーマンとして年収1,000万を突破したいと考えたのです。
そう考えたわたしは、歩合制の職業に転職しようと決意します。
短期間でビジネスマンとしての地力を底上げしたかった

これは最初の理由とセットになるのですが、わたしは短期間で自身のビジネスマンとしての基礎戦闘力を底上げしたいと考えていました。
なぜそう考えたかはnoteの自己紹介に記したのですが、ひとことでいうと「自身の稼げるお金はこのままだと1,000万が限界」だと悟ったからです。
サラリーマンで年収を上げるのは第一目標ではなく、副業や自身でビジネスをやる上での思考法や基礎を身につけるのが転職を決めた一番の理由でした。
知識や職種の掛け算で年収や市場価値が変わるのは周知の事実。ですが「いくら掛け算で年収があがるといってもかけるものがゼロなら上がりようがない」のです。
そう考えた結果として、①保険の営業②不動産の営業③M&Aブティックファームという4つが浮上し、年齢や働く目的へのマッチ度が高いM&Aブティックファームを志望したのでした。
働く目的とマッチしていない
わたしは新卒で証券に入社する際は「株取引が面白そう。年収高い。常に学べるからずっと成長できる。派生キャリアが豪華」といったふんわりした理由しかありませんでした。
ですが転職の際、改めて「なぜ働くのか、働いた結果どういう姿になりたいのか、どういった影響を与えたいのか」を考えることで一つの結論が出てきました。
それは「日本経済の活性化」です。
はい。これは分解すると、以下のようなフローで導き出された結論になります。
①学生時代、自営業の方と仲良くなり経営に興味を持った→②経営者を支えることのできる人間になりたいと考えた→③経営者を支えることで事業・企業の売上が上昇。資金に余裕が出来雇用が生まれる→④日本の雇用が増え経済が活性化→⑤みんなハッピー→⑥この状態へ導くためにも、わたしは経営者や雇用へダイレクトに影響が与えることのできる仕事をしたい。最終的には自身も雇用を生み出したい
うそのようなほんとの話。マジです。
この観点から観ると、株取引は経営者の資産形成に役立ったとしても企業に関与するわけではないですし、株の動きは不明瞭、売買で手数料が取れるという証券ビジネスの構造上「どうしても損をさせてしまうことが多い」と判断しました。
最初に気づけと言われればそれまでなんですが、至らなかったという他ないですね。
経営者の課題をダイレクトに解決できる仕事に付きたいと考え、わたしはM&Aブティックファームへ転職することを決めたのでした。
たのしくない
いろいろ真面目に語りましたが、純粋にたのしさを見い出せなかったのが大きな要因のひとつです。
会社の風土、同期の仕事や将来への姿勢、「転職すると失敗するぞ」と言ってくる一度も転職したことのない上司とツマラナイ要素がてんこもりでした。
耐えるメリットが皆無だったので、副業でやっていたブログを売却しまっさらな状態で転職活動をスタートした次第です。
より楽しい方へ向かった結果、一日12~16時間働くことになり稼働時間は極限まで伸びましたが前職の3倍は楽しく働けるようになりました。
あなたが自分の現状に不満を持っているなら、よりたのしそうな方へ冒険してみてはいかがでしょうか。
まとめ
まとめると、以下の4つがわたしにとっての大きな転職理由になります。
- 年収の上げ幅が少ない
- 短期間でビジネスマンとしての地力を底上げしたかった
- 働く目的とマッチしていない
- たのしくない
わたしもあなたも、会社のためではなく自分のために生きています。
自分にとって利益が最大化するための選択をするのは、背信行為でもなんでもなく自然なことです。
わたしは転職しない現状を機会損失と捉え、もてる限りの力を使い1ヶ月半で30人以上の転職エージェントにあい20社と面談し転職を成功させました。

もちろん、転職をすればすべてうまくいく!なんてことはTHE・幻想です。言っている人がいたら距離をおきましょう。
転職したが故の苦労や葛藤はふりかかる。これは避けられません。
リスクがあるからこそリターンはあるので、自分の中で天秤にかけてリターンが少ないと感じたなら動くべきではないでしょう。
あなたが悔いのない気持ちのいい転職活動を出来ることを祈っています。
まだ転職をはじめていない、これから転職活動を本格的にスタートされる。
そんな方のため、転職活動におけるすべてのフローをまとめた記事を執筆しました。
こちらを読めば転職活動の流れが一気にクリアになります。ぜひ、ご活用ください。
