日経新聞やネットで何件かM&Aのニュースはみていたものの、うまく頭の中でつながっていないあなたは突然の質問に混乱。
とくに気の利いたことも返せず悪い印象で面接を終えてしまった。
そんな経験、ありませんか。
自己分析や転職でやるべきことを着々とこなしているのに、業界の知識を知らなかったというだけで減点されるなんて、非常にもったいないです。
このような事態に陥らないため、この記事では年間1億円のフィーを生む弊社のマネジメント層が企業分析・商談の会話のネタに日々利用している情報メディアを紹介します。
M&A業界に転職したい。最新のM&A情報をまとめて入手したい。どういったM&Aが行われているのか手っ取り早く知りたいと考えている方にとって有益な情報を掲載しています。
今回紹介するサイトだけでも定期的に観測することで、M&Aまわりの知識や業界への理解が加速度的に深まり、周りの転職希望者より一歩先を行く存在になれるでしょう。
M&A Online

最初に紹介するM&A業界分析用サイトはM&A Onlineです。
東証一部上場のM&A仲介会社、株式会社ストライク〈6196〉によって運営されるM&Aを扱う情報サイト。
月間140万PVを記録する国内最大級サイトであり最新のM&A案件を追うことができる「M&A速報」、今月のM&A月間レポートやM&Aの会計・税務・労務・法務に関連する記事をまとめる「M&A実務」等、目的にそった情報を取得することができます。
わたしは通勤中にM&A速報や新着ニュースを読んで情報をざっくりと取得したり、月別に起こったM&AをEXCELにまとめて業界レポートを作成したりしています。
M&A業界への転職を考えている方におすすめな使用例
MAAR Online

2つめに紹介するのが東証一部上場M&A仲介会社、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社のグループ会社、株式会社レコフによって運営される「MAAR Online」です。
MAAR Onlineはかなり広範囲に情報を発信しています。M&A速報、企業動向、マーケット分析、トップ層やM&A関係者による対談記事等、充実したラインナップを誇るのが特徴です。
基本的に有料会員向けへの記事が多く、ところどころで「ここから先は有料会員でないと読めません」と表示されますが、特に転職段階では問題ないです。無料部分だけでも十分すぎるほど情報を浴びることができます。
M&A業界への転職を考えている方におすすめな使用例
PEファンドのホームページ
これは特定のメディアではないのですが、PEファンドの公式ホームページも情報の取りどころとしてはおすすめです。
「投資実績」や「PORTFOLIO」といった項目では過去にファンドが投資した案件の情報が掲載されており、投資に至った背景や対象会社(売却する売手)の課題、実際の支援事例が載っています。
会社によって公表する情報のレベルはバラバラですが、意外な所に投資していたり、実はあの大手企業が投資事業に参入していたりと発見が多いので、おすすめです。
M&A業界で働く際、仲介や売手FAのばあい買手を探すことになります。
「◯◯の買手で良い候補先ないかな?」
と上司に振られた際「◯◯というファンドは医療領域が強いので、持っていってみるのはいかがでしょうか」と具体例をもって答えることができるとイケてる感が出せます。加えて、面接でM&A業界について振られた際も良い感じに打ち返すことが出来ます。
入る前・入った後に役立つためファンド各社を行脚してみてください。
日系ファンド
ファンド設立の情報だけで、以下の記事のような発言も出来るようになります。

ファンド?それは、おいしいんですか?
という求職者もいるなか、ここまで深く調べ自分なりの考えを示せる求職者はそういません。
情報収集・整理を徹底し他の求職者とは違うぶっちぎりの存在を目指しましょう。
まとめ
以上が、M&A業界に転職したい方におすすめする情報メディアについてでした。
正直な所「M&A Online」と「MAAR Online」を押さえていれば、ほぼM&Aの話題を振られても困ることはないでしょう。
今回紹介したM&A業界を分析するための情報メディアに加え、ファンド各社のホームページを巡り自分なりの考えを述べることが出来たら最高です。
業界への理解が深まるため、転職を考えている方は積極的に今回紹介したメディアで情報をゲットしてください。
M&Aの基本的な業務、時事ネタの応え方についての記事も執筆しました。


M&Aの基礎知識は、ネット・本さえ漁れば入手することが出来ます。
出来る準備をしっかりと行い、面接へ臨みましょう。